筋膜は、あなたの体を黙って支えている
「縁の下の力持ち」のような存在です。
普段は意識されることは少ないけれど、
姿勢や動き、体の形を保つために、
静かに働き続けています。
今日は、そんな筋膜の役割について、
あらためて整理してみたいと思います。
筋膜とは、
全身を包み込みながら支えている「膜状の組織」です。
筋肉の表面だけでなく、
胃や腸などの内臓のまわりにも存在し、
それぞれがあるべき位置や形を保つように
サポートしています。
ところが、この筋膜は、
長いあいだ「名前はあるけれど目立たない存在」
として扱われてきました。
内臓や筋肉は「この形が当たり前」と思われがちですが、
実はその形を陰で支えているのも、
筋膜の大切な役割のひとつです。
近年になってようやく、
筋膜が全身をつなぐネットワークとして
体のバランスや快適さに関係していることが
注目されるようになってきました。
筋膜を語るうえで欠かせないのが、
「全身につながっている」という特徴です。
- 薄くて丈夫
- やわらかく、伸縮性がある
- 全身を包むネットワークのように広がっている
筋肉や内臓を個別に支えるだけでなく、
動きの連動や姿勢の安定にも
関わっていると考えられています。
水分との関係も重要
筋膜には水分が多く含まれており、
その量や状態が、
しなやかさや動きやすさに
影響すると言われています。
赤ちゃんの肌のような
やわらかさを思い浮かべてみてください。
一方で、大人になるにつれて、
同じ動作の繰り返しや圧がかかることで、
部分的に硬さを感じやすくなる
こともあります。
そうした変化が、
「重だるい」「動かしにくい」といった
感覚として表れることもあります。
「コラーゲン」と聞くと、
美肌を思い浮かべる方も多いかもしれません。
けれど、筋膜に含まれる
コラーゲン性の組織は、
顔だけでなく、体全体の動きや快適さ
にも関係しています。
全身単位で筋膜の状態を見ていくことで、
- 動きがラクに感じられる
- 姿勢を保ちやすくなる
- 自分の体に心地よさを感じやすくなる
そんな変化を感じる方もいます。
映画「シティーハンター」はご覧になりましたか?
鈴木亮平さんが演じる冴羽獠の身体づくりは、
表に見える部分だけでなく、
その裏にある細かな積み重ねを
感じさせるものでした。
私たちの体も同じように、
目立たない部分が、
日々の形や動きを支えています。
筋膜もまた、
主張することなく、
黙って体を守り続けている存在なのかもしれません。
筋膜についてもう少し知りたい方や、
ご自身の体の状態を整理してみたい方へ。

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