■ 正座は姿勢改善に効果がある?それとも膝に悪い?
「正座は膝に悪いのでは?」
「正座をすると姿勢は良くなるの?」
そんな疑問を持ったことはありませんか。
近年、日本人の“座りすぎ”が問題視されています。
多くは椅子での長時間座位です。
では、日本独自の座り方である正座はどうなのでしょうか。
長時間の正座や、膝・足首に痛みがある場合は無理は禁物です。
正座は姿勢改善そのものを保証するものではありませんが、
短時間の正座は姿勢を見直すきっかけになる可能性があります。
■ 正座の効果:姿勢が整いやすい理由
正座で感じやすい変化には、次のようなものがあります。
・背中が自然に伸びやすい
・骨盤が立ちやすい
・下腹が前に出にくい
正座は、
踵2点+股関節2点で支える“点の姿勢”。
お尻がかかとに乗ることで、骨盤が自然に立ちやすくなります。
体の重心が中央に集まりやすい姿勢とも言えます。
一方、椅子はお尻全体で支える“面の姿勢”。
面で固定されると、体幹をあまり使わなくても座れてしまいます。
その結果、以下になりやすい傾向があります。
・猫背
・反り腰
・首や腰だけで支える姿勢
正座は“点で支える”ため、体の軸を自然に思い出しやすい姿勢です。
■ 正座はむくみにも関係する?
正座では足首が深く伸びます。
立ち上がる時には、踵を立てることで、足首は大きく曲がります。
この動きは、
・足首の可動域の確認
・アキレス腱の伸張
・ふくらはぎへの圧刺激
につながる可能性があります。
ふくらはぎは、血液を上へ戻す働きを担っています。
足首が動かない生活が続くと、以下の“慢性的なむくみ”が起こりやすくなります。
・夕方になると脚がパンパンになる
・靴やブーツがきつく感じる
・足が重だるい
■ 昔の人は本当にむくまなかったのか?
昔の人は
・移動は徒歩
・坂や階段を日常的に使用
・床生活で立ち座りを繰り返し踵を使う
・草履で足裏を使う
つまり、足首とふくらはぎが日常的に動いていた。
現代は
・椅子に長時間固定
・歩数の減少
・冷房による血管収縮
「動かない」「偏る」「滞る」が揃いやすい環境です。
むくみは体質だけでなく、生活様式の影響も大きいと考えられます。
ただし、昔にも病的な浮腫(心臓・腎臓疾患など)は存在していました。
ゼロではありません。
違いは、
生活習慣性の慢性的むくみが、今ほど一般的ではなかった可能性がある という点です。
■ 正座は“むくみ対策”ではなく“使い方リセット”
正座は特別な健康法ではありません。
止まりがちな足首や股関節を一時的に思い出させる姿勢。
そう考えると意味が見えてきます。
正座ができない=悪い体、というわけではありません。
無理に続ける必要もありません。
大切なのは、重力との付き合い方を思い出すこと。
■ 正座は膝に悪い?注意点
長時間の正座は、以下が起こります。
・神経の圧迫
・血流制限
・膝関節への持続的負荷
目安は、
3〜10分程度を小分けに。
正座がすべて膝に悪いわけではありません。
そもそも膝が辛い場合は、以下のクセが影響をしていると考えられます。
・両足をそろえて腰を下ろす習慣がついていること
・お姉さん座り
・胡坐をかく
・足を組む
そのため正座を長時間続けることや、すでに炎症がある状態での正座は負担を強める可能性があります。
膝や半月板に既往がある方、強い痛みがある方は控えてください。
■ まとめ:短時間でOK
正座は、
・姿勢リセット
・骨盤の意識づけ
・足首可動域の確認
として使える可能性があります。
けれど万能ではありません。
しかし現代人には、止まりがちな関節に「まだ動けるよ」と思い出させる
そんな姿勢なのだと思います。
できない場所があれば、そこが今の気づいてなかった本音です。
気づいたのなら、
そのツマリ、
流す準備ができたら、あとは任せてください。
姿勢や使い方が気になる方は、腰の違和感についてまとめた記事もご参考ください。
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