■ 01. 万博で気づいた体の偏り
万博で、広島から“登山できそうなくらいの重さ”のリュックを背負い、
一日中歩き続けた翌朝。
体は正直なもので、
「疲れた」だけではなく、
「どこに負担が集中したか」をはっきり出してきます。
- 太ももの前の張り
- 足裏のじんじん感
- 尾てい骨の重さ
まさに三重苦でした。
そこで思ったのです。
同じ疲れでも、
整え方によって回復の質は変わるのではないか、と。
■ 02. 筋膜リリースは全部同じではない
最近よく聞く「筋膜リリース」。
けれど実は、
アプローチの種類はさまざまです。
方法が違えば、
届きやすい層や感じ方も変わります。
そもそも筋膜は、一枚だけではありません。

気になる層が違えば、整え方も変わる可能性があります。
一般的に「筋膜の癒着」と表現される状態も、
層ごとの滑りが低下している状態を指すことがあります。
この違いが伝わりにくいため、
「やってもらったけど、戻った」という感覚につながる方もいます。
■ 03. 主なアプローチの違い
施術は“良い・悪い”だけで選ぶものではありません。
大切なのは、
今の体に合っているかどうかです。

手による筋膜アプローチを行う当サロンで大切にしているのは、
強く押すことではありません。
押す。
はがす。
というよりも、
関節を中心に筋膜の滑る方向などを読み取りながら整えていきます。
その結果、以下のように感じる方もいます。
- 呼吸が入りやすくなる
- 背中の緊張がゆるみやすくなる
- 体の軸が戻りやすくなる
※感じ方には個人差があります。
■ 04. なぜ手にこだわるのか
万博の翌朝。
温泉で一度ゆるめ、
日々のご褒美代わりに筋膜リリースカッターの施術も受けました。
とても贅沢な時間でした。
それでも、前日の負担が大きすぎて、
翌日までには張りは完全には抜けませんでした。
そこで呼吸に合わせて、
ゆっくり自分の手で触れてみました。
すると、
「そこじゃない」という感覚が出てきました。
手をずらすと、ちがう感覚が。

人が自分の想いの伝え方を躊躇するように
体も自然とゆるもうとする方向を伝える声は小さい
と言いかえてもいいかもしれません。
無理に変えられるより、
動きたい方向を理解されるほうが、体もゆるみやすい。
無理に動かすのではなく、
体が受け止められる方向へ合わせる。
それが、手の役割だと感じています。
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