■ 万博で気づいた「偏りは正直に出る」
万博で、広島から“登山できそうなくらいの重さ”のリュックを背負い、
一日中歩き続けた翌朝。
体は正直なもので、「疲れた」ではなく、「どこに負担が集中したか」を
はっきりと出してきます。
・太ももの前の張り
・足裏のじんじん感
・尾てい骨の重さ…の三重苦。
そこで思ったのです。
同じ疲れでも、整え方によって回復の質は変わるのではないか、と。
■ 筋膜リリースは全部同じではない
最近よく聞く「筋膜リリース」。
けれど実は、アプローチの種類はさまざまです。
方法が違えば、届く層や感じ方も変わります。
そもそも筋膜は一枚ではありません。
・皮膚のすぐ下にある浅い層
・筋肉を包む中層
・姿勢を支える深い層
ミルフィーユのように3層がつらなっていますが、
気になる層が違えば、整え方も変わる可能性があります。
一般的に「筋膜の癒着」と表現される状態も、
層ごとの滑走性が低下している状態を指すことがあります。
この違いが伝わりにくいため、
「やってもらったけど、戻った」という感情が起きる方もいます。
施術は“良い悪い”ではなく、
“今の体に合っているかどうか”で選ぶものです。
☑ 💡 リリースカッター
電気刺激(周波数)で微細な振動を与える方法。
重なった緊張部分に刺激を入れ、動きやすさを引き出す目的で用いられます。
→ 深部まで刺激が届いたように感じやすく、固まりが強い人に向く傾向があります。
※「カットする」というより、刺激を与える施術です。
☑ 🔥 ラジオ波
高周波で深部を温める方法。
温度上昇によって組織の柔軟性を引き出す目的で用いられます。
→ 冷えや慢性的なこわばりがある方に選ばれることが多い施術です。
☑ 💧 カッサ
表層に圧をかけながらこすり、循環を促すアプローチ。
一時的に皮膚が赤くなることがあります。
→ 表面の滞りを感じやすい方に用いられることがあります。
※「悪血を出す」という医学的表現ではありません。
☑ 🖐️ 手による筋膜アプローチ(当サロン)
他とは少し違ってくるのは、
強く押すのではなく、表層の張力のムラや、“動きたがっている方向”を、指先で探ります。
押す・はがすではなく、関節を中心に筋膜の滑走方向を読み取りながら整える。
その結果、以下のように感じる方もいます。
・呼吸が入りやすくなる
・背筋の緊張がゆるみやすくなる
・体の軸が戻りやすくなる
■ なぜ「手」にこだわるのか
万博の翌朝。
温泉で一度ゆるめ、日々のご褒美代わりに筋膜リリースカッターの施術も受けました。
とても贅沢な時間でした。
それでも、前日の負担が大きすぎて翌日までには張りは完全には抜けませんでした。
そこで呼吸に合わせて、ゆっくり自分の手で触れてみました。
すると、「そこじゃない」という感覚が出てきました。
手をずらすと「そこそこ」という感覚も。
体はちゃんと“触れてほしい方向”を持っている。
私はこれを「膜の意志」と呼んでいます。
体が自然と緩もうとする方向といいかえてもいいかもしれません。
無理に変えられるより、動きたい方向を理解されるほうが、体も緩みやすい。
無理に動かすのではなく、体が許している方向へ合わせる。
それが、手の役割だと感じています。
■ お客さんにとって何が違うのか
ここが一番大事です。
整え方が違うと、
✔ 戻りやすさ
✔ 軽さの持続
✔ 呼吸の入り方
が変わることがあります。
強ければ効くわけではない。
しかし、頑張り屋さんほど、“強さ”を求めすぎてしまうことがあります。
戻りやすさは、“強さ”よりも“順番”で影響することがあります。
温めれば終わりでもない。
流せば整うわけでもない。
どの層に、どの方向で触れるか。
そこが違うと、体の反応も変わります。
だからこそ、「どこから整えるか」が大切になります。
■ 「筋膜の種類」を知る意味
筋膜は、( 表層 / 中間層 / 深層 )と重なり合っています。
表面だけ整えても戻りやすいのは、
深い層がまだ偏っているからかもしれません。
逆に、深層ばかり刺激すると、表面が追いつかないこともあります。
だから私は、「剥がす」より「合わせる」。
この感覚を大切にしています。
■ まとめ
万博の疲れは、「整えるとは何か」を改めて教えてくれました。
整えるとは、力で形を戻すことではない。
動きたがっている方向を尊重すること。
もし、
・何度も戻る
・強く押されるのが苦手
・その場は楽でも長持ちしない
そんな経験があるなら、
整え方にも、いくつかの“種類”があります。
広島で筋膜の癒着が気になり、整え方を探している方へ。
体のどの層が動きたがっているのか、一度、体で確認してみませんか。
■ 広島市|整え方の順番も意識する筋膜リリースサロン
➔ 【筋膜リリースの考え方】を見る

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