■ 01. 「お腹に力を入れて」と言われて
困ったことはありませんか?
ジムやストレッチなどで、
「お腹に力を入れてください」
と言われた経験がある方も多いと思います。
しかし実際には、以下の状態になることがあります。

これは単純な筋力不足ではなく、
力を入れる前提そのものが、人によって違っている
のかもしれません。
■ 02. 生活様式が変わり
「丹田」を使う感覚だけが残された
日本人にとって、
着物文化は体を支える感覚を作る一つの土台だったのかもしれません。
自然な生活の中で、

こうした動きが日常にありました。
現代では、
こうしたクロス動作を繰り返す機会がかなり減っています。
着物を着ていた時代は、小さな頃から日常の中で、
ひねる動きを通して全身を使っていました。
さらに、
安定して同じ場所へ力を伝えるには、
背筋が伸びていることも必要でした。
その動きの中心にあったのが、
丹田とも呼ばれる部分だったのだと思います。
丹田とは、
おへその下あたりにある、
体の中心感覚を表す昔からの言葉です。
包丁を使う時に、
「包丁を使う方の脇を締めなさい」
と言われるのも、
姿勢を安定させる感覚の名残なのかもしれません。
生活のために道具を扱える体を、
毎日の動作の中で自然につくっていた。
そう考えると、
体を大きく使わなくても済む現代では、
姿勢を維持する感覚が育ちにくくなっているのかもしれません。
その一方で、
「胸を張りなさい」
「お腹に力を入れなさい」
という言葉だけが残り、
無意識に“反ること”や“固めること”を選びやすくなっているようにも感じます。
✔『帯を締めていた時代はなぜ体が安定していたのか|骨盤と服装の関係』
■ 03. 本来、筋肉は“伸び縮み”できて
初めて働きます
筋肉は、
ただ硬くなればいいわけではありません。
伸びること。
縮むこと。
この両方ができることで、
初めて支える力として働きます。
しかし、同じ姿勢が続くとどうでしょうか?

こうした状態が続くと、
筋肉は縮んだまま固まりやすくなります。
すると、
「力を入れる」というより、
ただ固めている状態になりやすくなります。
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